循環器系 狭心症と心筋梗塞 頓服 ニトログリセリン投与 |医療・医学英語・医療・看護英会話のオンラインスクールMDメディコム

コラム

循環器系 狭心症と心筋梗塞 頓服 ニトログリセリン投与 

Dr.Casey MD メディコム講師

循環器系 狭心症と心筋梗塞;頓服ニトログリセリン投与

 

導入

ここでは、頓服投与に関する英語例文を紹介します。(初級)

本文

頓服に関連する 英文例

日本の医療現場でよく使われる頓服にまつわるフレーズの英文例を紹介します。(初級)

ニトログリセリン舌下錠

必要に応じてこの薬を服用してください。

頓服薬と他の薬を同時に服用しないでください。

  1. 必須単語・フレーズ:
    〇必要に応じ as needed, if necessary.
    〇指示通りに as instructed,守る stick  to
    〇規則等 , 用法用量 dosage and administration
    〇溶ける dissolveぬるま湯 warm /lukewarm water
    〇損傷を与えない prevent  stomach damage.

【解説】ここでは、Key1とKey2を組み合わせます。

■ Key 1 以下は病気の定義に良く用いられているパターンセンテンスです.日本語を変更し,以下のパターンを用いると伝わりやすくなります.(初級)

  1. SCAPE(病名) is *a condition in which
  2. 病名            is a condition that V (~する病態です。
  3. 病名     is a condition characterized by (症状)
  4. 病気 occurs when SV~    した場合、病気が起こる。

 *a condition は、通常、illness, disease は用いない。
【置き換え】a ”condition” を”disorder”, ”structure ”などに置き換えることができます。

■Key2 慣用表現(Fixed expressions)を増やす

〇必要に応じて、as needed, if necessary.
〇予想より、more than I expected/ more than I thought,
〇治療しないで放置すれば if left untreated,

Key 1 +Key2を組み合わせて

解答は

Take this medicine as needed.
  Do not take this medicine with other medicines at the same
time.

用法用量などは担当医または薬剤師の指示をお守りください。

必須単語

〇指示通りにas instructed,; 守るstick to
〇用法用量 medication schedule/regime; dosage and administration

解説】日本語の変更:ここでは、正確な英語の短文作成を行うため、内容を維持したまま。日本語を変更します。

日本語を正確な英訳になるように変更すると

担当医または薬剤師の指示とおり、用法用量をお守りください.

解答は

⇒Stick to a medication schedule as instructed by the doctor/pharmacist.

自己判断で用法用量を加減しますと、適切な効果が得られないことがあります。

【必須単語】

〇加減をする adjust,
〇自分で on your own,

〇適切な治療効果 the desired therapeutic effects

【解説】接続詞SV +、S V’の構文を用います。

  • ~しますと、は、接続詞 ~した時で、if (主語  a patient/you) 加減する(adjust)
  • 述語は、得られない (can not get) で。主語は、患者/ the patient/ you)

解答は

⇒If you adjust the dosages and administration on your own, you cannot get the desired therapeutic effects

 

 

問題例)ニトログリセリンの説明を英訳してみましょう。

ニトログリセリン最近医療情報:交感神経衝突急性肺水腫( SCAPE)では, 交感神経活性が亢進(sympathetic surge)が起こり、高血圧に至り、急性心不全(AHF)に移行しやすい(cause/ result in/ lead to).これらは、急性(is acute)である。治療として、BiPAPの使用(put a patient on BiPAP)と同時に高用量ニトログリセリン(big doses of nitroglycerin)を安全に即時投与し、静脈拡張(venous dilation)を促す。

 

 

この記事を書いた人

西村 眞澄

西村 眞澄 博士 

MDメディコム代表 医学英語講師・薬剤師・医療翻訳・通訳士  兵庫県西宮市出身

2023年,希少な米国医師人気講師らを迎え, 受講生一人一人に寄り添った医療英会話オンラインスクールを立ち上げました.お陰様で全国の大学病院ドクターから「国際学会の質疑応答に対応できた.米国インタビュー試験に合格した.」などの嬉しいご報告を数多く届けていただき,実績を積んでいます.2003年モントレ国際大学院翻訳科1年合格後,米国医師よりUSMLEを学習.帰国後,医療翻訳・通訳・医学部大学院受験指導.岡山大学元医学英語非常勤講師を経て,20022年[医学英語教育」をテーマに博士号取得.博論執筆監修者ネイティブ医師らとともに医療英会話オンラインスクールを立ち上げました。趣味は,旅行(グルメ.温泉巡り),平日はエアロビクスを楽しんでいます.

MDメディコムは、お一人お一人に寄り添い御要望にお応えできるよう,講師一丸となり全力でサポートしてまいります.今後ともどうぞよろしくお願いいたします.
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